苦痛が私を育てる

「苦痛」はチャンス。

その「苦痛」は教えてくれる。何を好み、何を好まないのか。それは向き合わないと見えてこない。

 

では向き合うとはどういうことか。

 

苦痛だと感じたときにその場から立ち去ることである。

 

ただし、それは勇気がいることでなかなか実践できないものである。実践できずにいると小さなストレスを育ててやがて大きなわだかまりを生むことになる。

 

時々デイケアで苦しくなる。自己主張が強く、いつも自分の話をする女性がいる。その人と話をしているときは私の話を全くできない。相手の話がずっと続いて、私が話そうとしても途中で相手の話にされてしまう。

 

彼女が自分に自信があるのは伝わってくる。それが彼女の魅力だと思う。だが、それだけでは関わるのが苦痛だ。

 

「私も話したい」

これは今まで自分で気づかなかったことだ。

 

ここで立ち去る選択をする必要がある。自分がリラックスできる場所、自分を大切にできる場所を自分で作る。

 

私にはまだその勇気がない。

離れたいけど離れるのが怖いというジレンマを抱えている。けれどそれも自分を受け入れながら人と関わっていく上で必要なステップなのだろう。